痩せたいっていう概念

国民性や時代によって何かの「良し悪し」って変わる。日本の女性のキレイの概念はまだまだ細いっていうところにあって、私は密かにこれはダサいと思ってる。笑 言っちゃってるけど・・・・。

だってこれって自分の価値観じゃない。時代や国民の風潮というか、なんていうかありきたりっていうか。

別にそれが悪いとは思わないけれど、痩せてキレイっていうその感覚が勿体ないっていうか、そこに指標を置くのってなんだか、とにかく勿体ないという言葉しか思い浮かばない。

例えば自分がおばーちゃんになった時にスタイルが良くてキレイなおばーちゃんって、なんかどうもしっくりこない。自分のおばーちゃんもちょっとふっくらしてて柔らかい感じで、っていう方が私は好み。痩せているよりもしっかり食べれて消化と排出ができる内臓の持ち主の方が羨ましいと感じる。痩せてる女性は基本的に内臓がちと弱め。私もそう。

まぁ、ここは好みが結構あるけれど、やっぱり日本人は細すぎると私は思っている。もちろん体質的に細い人は細くていいと思う。

女性は17歳くらいから22歳くらいにかけて生理が安定してくるホルモンのリズムがある。大体40キロの体重になったらエストロゲンが必要な脂肪量だと判断し、月経を迎える準備ができる。逆を言うとその年代にガリガリに痩せたりダイエットしていると、必要なホルモン形成の時期にそれが行われないというわけ。その時期にアイドルが痩せてるからって、細いのを目指しちゃうと、赤ちゃんができにくい身体になったりいろんな身体の不調が大人になって出てくる

だからその時期は身体の命令に従って本当は太るべき。脂肪はエストロゲンの餌になる。金髪の女性もエストロゲン値が高いらしい。金髪がいいんじゃなくて実は本能的に男性はエストロゲンに惹かれてるってわけ。

でも女性がいくつになってもキレイでいたい欲求がなくなるとも思っていない。でもそれは痩せてる体というよりは健康的なメリハリのある身体のことだろうと思う。それでも歳を重ねるとそれ相応に垂れてくるし広がってくると思う。でも80歳になってムキムキよりは私は垂れてたい。痩せてるよりポチャっとしてたい。テキパキ動くよりゆったり動いていたい。ぽたぽた焼きのお煎餅のおばーちゃんみたいのんがいい。

自分が心地よく動く中で、自然と落ちていく肉はいらないと思うけれど、頑張って肉を減らす必要はそんなにないんじゃないのかなぁって思っている。

痩せてる女性は私の中の統計では、すっごくストイックで神経質なタイプか、人に気を使いすぎて自分を後回しにするタイプの人が多い。自分のエネルギーが外に出てしまってる

心地よく動き適度に食べてさえいれば、痩せるというところに指標をおかずとも絶対にキレイになる。

キレイになるために動くのではなくて(これって前提がキレイじゃないっていうとこ)、自分のキレイを輝かせるために動く(これは自分がキレイっていう前提)っていう概念にすると、自分の身体を大切に扱いたくなる。

キレイな川にゴミを捨てない心理と一緒。トイレをキレイに使ってください。じゃなくて、いつもトイレをキレイに使っていただきありがとうございます。っていうのと一緒。

自分は今の状態でパーフェクトだと自覚することがキレイへの第一歩だと確信している

痩せている=美しいの概念を揺るがせていきたい

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