ジェットコースターチャレンジ(潜在意識と健在意識)

私の2023年の目標の1つにジェットコースターに乗るっていうミッションを掲げてた。         これで何を経験したかったのかというと、恐怖で起きる身体と心の動きについて実験してみるのが目的。   

皆さんはご存知だろうか。恐怖や緊張で起きる肉体的現象とワクワクや高揚感から起きる肉体的現象が同じっていうこと。心拍数が上がって力が抜けたりまたは入りすぎたり、トイレが近くなったりetc・・・・・・

身体は心がどういう状態かは分かっていない。ただ反応するだけ。だからスポーツ選手がイメージトレーニングしたり、薬のプラッシーボ効果や、思考が現実化するとか、願えば叶うとかいうのもそういうことで、身体は心が動いたことに反応し行動する。つまり潜在意識を動かすってこと。

私はこの壮大な実験を年明け早々地味に一人で枚方パーク(通称:ひらパー)でトライする運びとなった。こんなにクソ真面目にジェットコースターに乗る人、そうそういないと思う。

入園一発目にジェットコースターを選んだ。何を隠そう私はジェットコースターが大っ嫌い。もういつ乗ったかも覚えていないし、長スパのホワイトサイクロンに乗って喜ぶ人を見て、本気で頭大丈夫かって思うくらい。だらか後回しにしてたら気が重いし、さっさと済ませたくて1っ発目に並んだ。家族は全員手をふって、頑張ってねーとどっかに散って一人列に並ぶ。

心よ落ち着け〜落ち着け〜と自分に言い聞かせるのとは裏腹に、どんどんトイレに行きたい感じになってくるし心臓はドキドキ速くなってきて、若干の吐き気もありつつ、いよいよ次の番になると、拳をギュッと握ってもしっかりと力が入らないくらいまで、私の身体は「恐怖」に支配されてしまっていた。            来ました来ました、これです。ともう一人の研究者の私が今まさにわたしの体はわたしの心に乗っ取られているし、自分の意志でこの身体の反応をどうこうするのは明らかに無理だと思った。              改めてスポーツ選手が重圧や緊張に自分を持っていかれない術を習得していることを凄いと感じた。

自分の記憶の中で最後に乗ったジェットコースターでは、目をギュッとつぶり肩をすくめ下を向いて乗った為かその後1週間ほど首が鞭打ちのような状態になったのを記憶している。                  なので今回の目標は「身体は恐怖の状態から抜け出せなくとも、行動は恐怖に持っていかれない」というのがテーマだった。ここ数年散々ピラティスの練習で自分自身を見つめて自分とどう向き合うのかという感覚を掴んできた、わたしにとって一種の試験の様な物だった。ジェットコースターほど自分の身体が反応するものは、とりあえず近場にはないので。よくバンジーを飛ぶと人生観が変わるっていうことを聞くけど、なんとなく言わんとすることは分かる。何かが1つ弾けたような諦めたようなそんな感じ。                  絶叫系が大丈夫な友人にとりあえずコツを聞いて、目を開くこと、声を出すこと、手を挙げること、骨盤を立てること、動きに身を委ねること。これらを実行してみた。

とりあえず全部やることはできた!

興味深かったのが、声をとにかく大きく出すと少し恐怖心が和らぐということ。緊張したりすると人が余計に喋ってしまうのってこれに近いのかもなぁって考察しつつ、ジェットコースターを降りると内転筋の付け根が小刻みにプルプルと震えていた。                                     あぁ、怖かったんだなぁわたし、よく頑張ったよ。と一人で褒め称えつつ、地上に降り立つと、腑抜けとか放心状態ってこういう感覚だっていう感じを味わった。とにかくお腹が空かない。パーク中ほとんど何も口にせず、ただ終わった直後無性に甘いものを体に入れたくて、自販機で紅茶花伝を買って一気飲み。これには驚いた。紅茶花伝とか絶対買わないタイプの私。身体がホッとしたくて甘いものを求めているのがハッキリ分かって、味覚が求める感情的なストレスの対処が、間違いないことを体感できた。                   辛いものを欲する時・酸っぱいものを欲する時。これらには特定の感情を和らげたりまたは刺激したりする効果がある。

今回の目標は3回乗ることだったんだけど、気力が復活するまでに4時間ほど時間を要した。これもとても興味深かった。ここは想定だけど、おそらくこの気力の回復は年齢と肉体のポテンシャルと比例するんじゃないかな。だからやっぱり失敗や冒険は若いうちが絶対いいと思った。歳を取れば取るほど、その回復も次へのチャレンジも億劫になる。

そして最後に思ったこと。やっぱり2回目は1回目ほど怖くはなかった。でも、この怖さを知ってしまうとナガシマスパーランドのホワイトサイクロンには絶対乗らないと決めてしまった。あの高さ今回の倍はあるし角度も80度くらいの斜面。怖すぎて魂が身体から逃げてしまうんじゃね?と思う。でももし今回ナガスパに行っていたらおそらく一発目に乗っていた。                                  結論。挑戦ごとはやっぱり怖いものからやった方がいい。じゃないと次ができない。これからの人生自分がやりたいけれど怖気付いてしまうことが出てきたとしても、えいやっとやってしまおうと決めれた。乗れば逃げれない。やり出せばやる。

こんな感じで今回の私のジェットコースターチャレンジはかなりの成果と気づきを得れる経験と実験になった。

私の後ろに乗っていたカップルは、私がおそらく大のジェットコースター好きだと思っているに違いない。こんなに真面目にジェットコースターに乗ってるなんて誰が想像するだろう。笑

潜在意識がもたらす身体の反応を、顕在意識で止めることは不可能だけれど、自分がそれを意識的に分かってさえいて対応を知っているのであれば、身体の反応に自分の行動を持っていかれる事はない。         

身体は心よりも強いと、脳科学者のジョーディスペンサ博士がいっていた。私もそうおもう。人が習慣という名の行動を変えることができないのはこの為だ。でも私はこの経験を通して、自分の身体に自分の心を奪われないことも出来るんだということを学んだ。恐怖心があっても恐怖心の行動ではない行動を取れば鞭打ちにならずに済んだ。

この経験は是非今後の私の人生の教訓にしていきたいと思う。

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